みやもと眼科のホームページは1996年6月19日開設されました。



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紫外線(UV)をもっと知りたい
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子供達を紫外線から守りましょう。
対策はあります
紫外線一口知識紫外線の害を防御する為に

眼科の勉強をしている間に、最も新しく眼科医が最もたくさん読んでいる『あたらしい眼科』1996年3月号の中に、紫外線による障害の良い論文を発見しました。以前からオゾン層の破壊について聞いてはおりましたが、それがこれほど直接的に私達の人体に障害を与えるとは思いもしませんでした。特にその中で大きな問題は、子供達の日常生活を今までとは全く違ったように変更しなければならない事です。

北海道は高緯度になりますので、オゾン層の破壊が1994年までの5年内で赤道部の5倍と、特に顕著になっております。しかし、北海道だけではなく、全国的に生活のゆとりを目指して、学校では外で遊ぶようにと勧められます。それらの事が全て子供の20年後の皮膚癌の発生の要因となるわけです。北海道は、幸か不幸か気温が0度から5度という極めて寒い春でした。桜の花が雪にふるえておりましたので、まだ皆長袖です。しかし、内地の方は春で、子供達は半袖でうららかな春の日差しの中を走り回っているでしょう。

『新版 NHK気象ハンドブック』によりますと、5月は1年の中で最も紫外線が強く、日焼けに必要な紫外線UVBの14倍の紫外線が降り注ぎます。紫外線の影響は蓄積するので、できるだけ子供達にこの時期こそ紫外線に被爆しないように気を付けてあげなければいけません。

そして、夏になればもっともっと外で遊ぶ事になります。きっと長袖など暑くて着れないというかもしれません。しかし、『データガイド地球環境』によりますと、この状況は今年より来年、来年より再来年と21世紀の初頭にいたるまで、オゾン層の減少が続くにつれ、紫外線はどんどん増えていく事が、既にわかっている事なのです(フロンの生産は抑制されていないため、相変らず大量に放出され続けており、オゾン層の高さにのぼるまで6年以上かかるからです)。ですから、この環境を作った責任者である私達が子供達を守るために取るべき行動は、1日も早く子供達が日光に浴びさせないように親が目覚める事です。

それから考えますと、教育及び行政の担当者、また子供を愛する親の目覚めはあまりにも遅すぎます。私はただの一介の地方の眼科開業医でありますが、できるだけの事をしたいと思い、このようなファイルを作りました。

果して、どれほどの効果があるかわかりませんが、これにお気付きの方がこのファイルをコピーして頂き、他の方に回覧して頂く、またはメディアや教育の責任者の心ある方お見せ頂き、警鐘を鳴らして欲しいのです。子供には帽子とスキンローションをつけさせる、長袖を着せるなどこのような注意をして頂きたいわけなのです。

ファイルを読んで驚かれる事もあると思います。私も環境庁監修の『オゾン層破壊』を読んで驚きました。薄曇の日でも紫外線の50%が降り注いでおります。これから運動会の準備です。もう晴れた日の運動会を喜ぶ事ができないのです。寒くて薄曇でも帽子をかぶらなくてはいけないし、UVカットのプラスチックのサングラスをかけた方がよいわけです。

このような地球にしてしまったのは私達親の責任です。私達親はその責任から逃れるわけにはいきません。当然、子供達を守るという責任からも逃れられません。その責任の第1は、情報を早く共有し変化に対応する風潮を作る事、そして第2に社会を早く安全な方向に動かす事です。米国上院議員のアル・ゴア氏も「地球の掟」で強く提唱しています。米国に較べると日本の政治・行政・教育は遅れすぎています。

どうぞ、教育保健担当者の方を目覚めさせ、親としても急いで自覚を持たなければいけないと思います。
私達にできる事は院内に掲示し、このようなファイルを気付いた方にお配りする事だけですが、ボランティアとして最善をつくしたつもりです。
子供達を守るために、皆様の御協力を心より願っております。
そして、破壊されつつある地球を戻すために、力をあわせましょう。
(最後に、このファイルを製作する事に協力して下さった職員他、協力者の方々に感謝致します。)



最近の紫外線測定値と分析結果



紫外線一口知識
子供達を紫外線から守りましょう紫外線の害を防御する為に

○5月の1日の紫外線量は横浜で1160キロジュール/平方メートルで、横浜では人の肌が日焼けをするのに必要な14倍もの量です。あっという間に日焼けが起こるという事になります。(新版 NHK気象ハンドブックより・P82)ちなみに、日焼けに必要な紫外線の量は、84キロジュール/平方メートルです。

○超波長紫外線(UVA)は、窓ガラスを通過します。しかし、プラスチックのUVカットレンズは通過しません。従って眼鏡は、プラスチックのUVカットの眼鏡のほうが、眼に対する紫外線の影響を除いてくれます。ガラスの眼鏡は、紫外線を透す訳です。窓ガラスには、紫外線をカットをする為のシールを貼る事により、有効に紫外線を除去する事ができます。学校の窓側に座っている子供を守るためには、ガラスのシールやUVブロックカーテンがコスト的には安くできる対策です。
(以下、環境庁地球環境部の「オゾン層破壊」(中央法規・3800円)よりの抜粋)

○フロン、ハロン等から遊離する塩素により、オゾンは特に強く破壊されます。 南極は、空気の対流が悪い為、冬季間に非常に強い大きなオゾンホールができます。ニュージランドの全土及びオーストラリアのシドニー等の主となる範囲が、オゾンホールの下になるため、極めて強い紫外線照射を受ける危険があり、危機感をつのらせております。しかし日本でも、北海道は冬場は10%のオゾンの低下がみられます。オゾン層が10%減ると紫外線量が20%増えるという事がわかっています。-紫外線には、UVAとUVBがありますが、UVBがはるかに強い生体悪影響力を持ちます。このUVBがオゾン層によりカットされていた事が、オゾン層減少により減り、紫外線が強くなっているのが問題です。

○気象庁では、1990年の1月1日より筑波、1991年1月1日より札幌、鹿児島、那覇で、紫外線の観測を行っています。那覇は、札幌の約13%多い紫外線の日積算値をもっております。しかし、北海道は高緯度になるため、オゾン層の減少により直接的にUVBが増加する可能性があります。オゾン以外の条件が変わらなければオゾン層の減少に伴いUVBの地上到達量が増加する事が確認されています。(P22)

○月別には7月から8月にもっともUVBが多いのです。(P23)
〈人体への影響〉-○紫外線は反射による量が意外と多いのです。山登りで日焼けすることが多いのは、高度が400m増す毎に4%紫外線量が増えるためです。薄曇のときでも日光がさしていないと思っていても50%の紫外線が届いています。かなりの雲のようでも快晴時の10%以下になることは希ですので、曇っているからといい、帽子をかぶらなかったりスキンローションを付けない事は、日焼けを起こす事になります。(P38)-従って、幼稚園の子供には、常に帽子をかぶせる必要があります。寒ければ良いのですが、暑いからといって長袖を着ないと、あっという間に日に焼けてくる事になります。

○又、雪面や砂浜では特に反射紫外線も量が多く、直射日光を遮っても50%の紫外線を浴びてしまいます。紫外線反射率は、波では30%、雪では88%、砂では18%、コンクリートでも10%の反射があります。(P38)
つまり雪の上では1.9倍の紫外線を浴びるのです。

○紫外線により、細胞のDNAが切断され、急性及び慢性の生体への影響がでます。

○日光への感受性を増感する薬剤があるので特に注意が必要です。その中には非ステロド系抗炎症剤や、石鹸中の殺菌物質、繊維の発光剤等があります。(P40)
〈眼への悪影響〉-眼には特に直接的に影響があり、白内障、翼状片、ブドウ膜炎、黒色腫にも紫外線に強く関係しているといわれています。特に白内障の場合にはかなり強い因果関係が認められているようで、世界の盲目の人口は4千万人といわれ、そのうち20%が紫外線による白内障と推計されています。(P48)



〈免疫力の低下〉

◎又、紫外線を皮膚に浴びる事により、ランゲルハンス島という免疫関係の細胞に影響が起こり、全身的に免疫の機能低下が起こります。従って日光浴をすると、カゼやヘルペスが発症しやすくなるという大きな問題が起こります。今までと考え方を変えなければいけません。

◎オーストラリアでは、職業的被爆は5・5倍、屋外レジャーするものは3・9倍、6回以上痛みを伴った日焼けをしたものは3・0倍の偏平上皮癌のリスクを有するという統計が、グリーン(1990年)により発表されました。(P42)

○ブラジル日系人も、日本の日系人より約数倍皮膚癌が多く、イギリスからオーストラリアにいても2倍に増加しているという事が、紫外線被爆による皮膚癌の根拠となっています。(P42)



〈子供のライフスタイルを変えなければならない〉

○昔は元気な子供はいつも日焼けしてまっくろ、というのが普通であったが、紫外線の長期曝露が及ぼす影響は無視できなくなりました。単純に老化と考えられていた皮膚の弾性繊維の変性や老人斑なども長年の紫外線にさらされる事が原因となります。皮膚癌、黒色腫など皮膚の悪性腫瘍に加え、白内障も大きな問題である。オ−ストラリアでは曝露量と病変の関係が数量的に解析され、紫外線が強いときは警報を出すような仕組みも始まりました。(P44)



〈皮膚の光老化〉

◎長年にわたり繰り返し日光の被爆を起きた場合、皮膚の弾力性のない黄色調で深いシワのある皮膚になります。皮膚は萎縮し、不規則なシミやイボが散発するというかたちになりますが、これは従来の老化とは異なり、光老化といわれる現象であることが明確となりました。(P50)

○病理学的にも、光老化は加齢による皮膚老化と質的に全く異なり、紫外線の影響によるものと明確にされました。また最大の問題としては、日光角化症(癌)が急増しているという報告が相次いでいることです。ただこれまでの発症が、紫外線被爆の20年を要するために、なかなか現在でははっきりしませんが、今後21世紀の初頭に最大のオゾン層減少が考えられる場合、子供達の被爆蓄積が非常に大きな問題となるはずです。それを予防するのが親の責任です。



〈紫外線からの眼の保護〉

◎屋外の太陽光からの紫外線被爆にたいして眼鏡を装用する事、あるいはツバ付きの帽子を被ることでかなりの紫外線を除去することができます。太陽光の紫外線量を100とした時、顔面部の被爆量はなにも防御のない時には72、帽子着用で47、サングラス装用で17、サングラスに帽子着用で8という数値が斉書に記されています。ただ眼鏡はプラスチック素材のレンズが必要ですし、帽子のつばも7cm以上のものが望ましいとされています。(P67)

○紫外線が性白内障誘発因子である事、そればかりか、免疫の光免疫のスタートを担当するランゲルハンス細胞にたいする悪影響で、全身的な免疫の低下を招くということが解っています。紫外線による免疫低下が関係すると思われる疾患は自己免疫疾患、移植感染症、癌等があげられますが、熱帯地方においての感染症は、紫外線による免疫等の低下によるいう事が考えられるようになってきました。(P73)



〈オゾン層破壊の速度〉

(新版 NHK気象ハンドブックP240より)

○1979年1月から1994年2月までの地上観測に基づく世界の減少速度は赤道部で−0・9%であったのに対し、北緯40度から50度では−4・7%の速度で減少しております。これは東京の地域の−2・6%の減少やオーストラリアの−1・6%より早い速度で減少しているという事になります。オゾン層が、1%減るという事は、紫外線量が2%増えるという事で、発癌性率が3%増えるということを意味することからすると、北海道では9%の紫外線の増強を意味するため、大きな問題です。



〈フロンの量によるオゾン減少と紫外線増加はこれから10年悪化するのです〉

(国連環境計画(UNEP)の報告書より)

◎フロンによるオゾンの破壊の影響・・・オゾンを1%壊すと、紫外線は2%増加。オゾンの10%減少で皮膚癌は20%増加、白内障失明が世界で160〜175 万人増加。
(世界気象機関の1994年の資料より)

1987年から1991年までの5年内で、赤道沖で0.9%のオゾン層の減少に対して、40゜以北では4.7%のオゾン層の減少が観測されています。(これは、北海道が40゜以上なので、8%の紫外線の増加を意味します)



〈フロン生産が減少しても紫外線は増える〉

今後10年間に渡って、オゾン層が減り続けるのは避けられません。今まで使った大量のフロンが成層圏のオゾン層まで10〜20年かかって上昇していくのです。つまり、日本をはじめフロンの放出量が今世紀まで増大し続けているため、21世紀初期まで今後10年間は紫外線が増加し続けるのです。



〈肌タイプと危険性〉
関係する波長 UVBの影響 UVAの影響
通称と特徴 日焼け
サンバーン:赤くなる
色素沈着
サンタン:黒くなる
長期的影響 発癌、免疫力低下 真皮内の弾力繊維のダメージによる肌の弾力低下、しわ・たるみ
肌タイプT 18.2% 非常に赤くなる 黒化なし
    U 28.0% 容易に わずか
    V 29.8% いつも いつも
    W 16.2% わずか すぐに
    X 7.2% 滅多にしない 非常に
    ? 0.6% 決してない 非常に

肌タイプTの人が最も光老化と発癌の可能性が高いのです。



〈SPF:サンプロテクションファクター〉

SPFは紫外線をカットする程度の基準で、全世界で統一基準とされています。しかし、測定値条件は均一でありません。日本では日本化粧品工業連合会が1993年1月1日よりSPFの統一基準の測定法を決定しました。-そして、SPFはその製品を塗ることでUVBの日焼け(赤くなる・サンバーン)の防御力を何倍増すことができるかを意味する。(SPF=用いた皮膚の最少発赤紫外線量/用いない皮膚の最少発赤紫外線量)




紫外線の害を防御する為に
あたらしい眼科(vol・13、NO・3)p366
子供達を紫外線から守りましょう紫外線一口知識

〈物理防御〉

最も簡便な実用的な光防御は、帽子、長袖などの被服です。シャツ1枚でも紫外線の90%以上、ストッキングでも50%以上カットします。帽子も、顔面のみだけではなく眼に入る紫外線を20%から30%カットします。つばの長さは7cm以上が良いようです。サングラスは、UVAはガラスレンズを通過しますので、プラスチックレンズまたは、UVカットのレンズが必要です。-眼鏡と帽子の併用が最も効果的です。通信販売では、UVカットの日傘や、UVカットの帽子、そして子供用の日除け付き帽子も販売されています。



〈科学的防御〉

サンスクリーンローションがあります。SPF(サンプロテクションファクター)が効力の目安ですが、アメリカなどではSPF50という強いブロック力を持つベビー用ローションなども、すでに800円でスーパーに販売されています。ただ、有効時間が4時間位を目安にしておくべきで、塗り直しが必要です。また、時には光アレルギーを逆に起こすということも言われています。こうなると、使ったほうが良いか使わないほうが良いかは自己の判断によるのですが、通常は使った方がよろしいのではないでしょうか。

しかし、これは帽子や眼鏡をかけないで使うというのは愚かしい事で、衣服や帽子に頼る方を優先すべきです。



〈内服薬による防御〉

βカロチンやビタミンEなどを内服する方法が紫外線の害に対する戦力のひとつになります。

βカロチンの12mg/日の摂取で、防御になるという報告があるそうです。

しかし、うかつに物理的な防御をしないで起こった障害に対して薬剤を使うというのは、本末転倒ですから、日光被爆を起こさせないのが一番良いと思います。



〈既に外国で求められている子供のライフスタイルのやむを得ない変化〉

(アメリカ上院議員アル・ゴア著、地球の掟よりP100、P101)

既にオゾン層は過去40年間に、少なくとも冬と早春にほぼ10パーセント破壊され薄められてきた。オゾン層が1パーセント減少すると、人間の肌に照射される紫外線の総量は2パーセント増加し、皮膚癌は4パーセント増加する。1991年の秋に科学者が合衆国上空のオゾンの防壁が、日差しの強い夏に特に薄くなったと新しい証拠を発表している。その結果、我々は生活を変えなければならない。特に子供は太陽の下で真っ黒になって遊ぶ楽しみをなるべく我慢しなければならなくなっている。

人と空との関係を再考することは何を意味するのだろうか。空を見上げないようにと教えられた子供達の人生にはどんな影響があるのだろう。オゾンホールの内部に位置するウースワーヤ市の住民は、アルゼンチン保険省によって、9月と10月にはなるべく外出しないよう警告されている。シャーウッド・ローランドによれば、皮肉なことにその町で2番目の雇用規模の会社は、CFC(フロン)を製造する会社である。





〈参考文献〉

(1)宮地良樹:紫外線と皮膚、あたらしい眼科(メディカル葵出版)vol.13、NO.3、1996 2,369円
(2)環境庁地球環境部:オゾン層破壊、紫外線による健康影響,植物・生態系への影響(中央法規) 2,800円
(3)NHK放送文化研究論編:新版 NHK気象ハンドブック(NHK出版) 2,200円
(4)本間慎:データガイド地球環境(青木書店) 3,296円
(5)アル・ゴア:地球の掟、文明と環境のバランスを求めて(ダイヤモンド社) 2,500円

(このファイルは非営利目的に自費製作したものです。また資料はこれらの非常に優れた信頼になる資料より引用、抜粋させて頂きました。できれば原典をおあたり下さい。そして、くれぐれも原典の著者の方へご迷惑がかからないようにして下さい。)

引用、転載を御許可下さったメディカル出版様、宮地良樹先生、中央法規様、NHK出版様、青木書店様(順不同)に心より感謝致します。
この紫外線関係のデータは、出典書籍の出版会社の格別のご厚意により利用させていただきた物です。 とくに、子供たちを守るためにという私たちの動機をよいものと思っていただき、著作権の制約の範囲を超える引用ご許可をくださりました。したがって、このホームページの内容も、紫外線に関しては、原典の出版会社様の著作権のコントロール下にあるものと、私どもは認識しております。したがって、子供たちを守るという目的にご活用いただくために限定していただき、ご支援いただいた出版会社様へ、ご迷惑がかからぬよう、ご配慮ください。そして原典はすべて、大変信頼度が高く、内容の濃いものですので、原典に直接おあたりになることをお勧めいたします。
子供たちのために、いまは努力の出し惜しみをしていられません。どうぞ皆様のお子様たちを守ってください。

あたらしい眼科 宮地先生の論文の転載
新版 NHK気象ハンドブック P240〜241の転載-データガイド地球環境 P30〜37の転載







紫外線防御、ここまでやることはないけれど!?


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